呼吸の口腔筋機能療法(MFT)プログラム
呼吸の仕方が異常であると…
口呼吸は、身体に良くない。どこかでそんな話を聞いたことがあると思います。哺乳類は、本来すべて鼻呼吸です。犬は口呼吸のように思えますが、実は鼻呼吸です。口呼吸がなぜ身体に悪いのでしょうか。空気を鼻から吸うことにより、我々は空気中の雑菌などをフィルタリングすることができます。口呼吸は、口臭の原因になり、痰を増やし、気道を汚します。口呼吸から鼻呼吸にかわると、アレルギーや喘息が改善することがあるのはそのためです。歯ならびとの関連では、何より、舌の位置が変わってしまうことが一番大きな問題でしょう。口呼吸のお子様は、舌が低い位置になりやすく、下アゴの成長方向の異常や出っ歯、八重歯といった悪い歯ならびを誘発します。
呼吸の仕方が改善することで
口呼吸を改善することの最大の目的は、舌の位置を改善させることです。舌の位置が改善するとお顔の骨やアゴの骨の成長方向を改善できます。例えば、笑うと歯ぐきがみえてしまうお子様は、このプログラムが重要です。口呼吸は、全身的な健康問題をおこす原因になることが指摘されています。都市型生活で育成されたかなり多くのお子様にみられます。